ロシア製ブラウン管3LO1Iでアナログオシロスコープを作る_その1
ブラウン管を使ったオシロスコープ、綺麗で良いですよね。 自分でも...作りたいよね...?????????作りましょう!!!!!! ...
KORGのMS-20のVCOは回路の簡略化がとても面白いVCOなので、GND基準で波形を生成するように書き直した回路で動作を追ってみましょう。
大まかな回路の構成を説明すると
左側のQ4,D4,R15,R16,R17で定電流回路
中央右側のQ5,Q6はトランジスタ2つを使ったサイリスタ
右側の,R19,R20はリセットの基準電圧を抵抗分圧で生成
となる。
この3つの要素からなる回路は次のような電流の流れを経て鋸波を生成する。
3番と4番はループするため、Q5をオンするのに必要なベース電流が流せなくなるまでC3→Q6→Q5の経路で電流が流れ続ける。
この仕組みにより、RS-FFのような自己保持回路のロジックや、一定時間放電のためにトランジスタをONし続ける回路が不要になっている。
この回路の面白い点として、Q5のコレクタから見た時にR19,R20からなるインピーダンスよりもQ6のベースのインピーダンスが低い必要がある。
仮にR19,R20からなる閾値生成部のインピーダンスがQ6のベースより低い場合、Q5がONした時にQ6のベースから十分に電流を引くことが出来ず、自己保持をすることが出来なくなる。
あとはバッファ回路でC3の充放電の挙動を取り出してあげれば完成となる。 MS-20ではソースフォロワで取り出しているが、ボルテージフォロワで取り出した場合や帰還部にC3を入れた場合などの違いはそのうち考察したい。